2012年5月6日日曜日

囲碁のタイトル戦で、昔、だめづめのとき?「声かけ」?か何かあって負けになった...

囲碁のタイトル戦で、昔、だめづめのとき?「声かけ」?か何かあって負けになったお話くわしいかた教えてください。







2002年の棋聖タイトル戦で柳時熏7段と王立誠9段対局で

終局と声を掛けた柳時熏7段が数子の駄目を詰めたら王立誠9段が打ち上げてしまって、タイトル防衛と成りました。



日本の古来の慣習では王9段は打ち上げてはイケなかった。

この事件は声を掛けられた王9段が終局を同意しなかったとして、囲碁規約9条が適用され王9段の勝ちとなった。



この事件以後は曖昧な相手に声を掛けて同意を得る確認作業をやるプロ棋士は居なくなった。



プロ棋士は最後まで交互に駄目を詰め、最後に「パス」と発生して終局する明確な形に変わりました。



この事件後にこんな事も有ります。

交互に駄目詰めして「パス」と言った棋士が相手に「手入れですよ」と促されて「わしはパス」したので次は貴方の手番です」

それで手入れをせずに試合を再開して負けてしまった。いさぎ良いですね。



囲碁規約15条には囲碁規約違反は対局相手が申し出て初めて成立すると有ります。

対局相手が申し出ない場合はどんな囲碁規約違反も許されてしまうのです。








第26期棋聖戦挑戦手合七番勝負第5局、王立誠棋聖(白)-柳時クン七段(黒)での事。ヨセも打ち終わり、ダメ詰めの段階に入る時に、柳七段が「終わりですね」と問いかけた事に対し、王棋聖は返答をしていませんでした。ダメ詰めの途中で、白がダメを詰めた時に黒6子がアタリになった状態がありました。しかし、柳七段は他に打ち、王棋聖がアタリの黒6子を抜いてよいかという事で立会人に確認を求めるということがありました。 ここでのポイントは、王棋聖が終局に同意していたかどうかだったようです。結局、NHKの衛星放送で撮影されていた内容を立会人(確か石田芳夫九段だったと思います)が確認し、終局の同意は無く、対局は続行中であるという裁定が下りました。結局白298手目のアタリに黒299手目で別箇所に打ち、白300手目で黒6子を抜き、黒は投了。記録上は「300手完 白中押し勝ち」です。 これに関しては、黒のどこかの着手で打ち直したように見えた手があり、それに対し、王棋聖が「まあ、いいか…」というようにつぶやいていて(仮に1度目とします)、それが心のどこかに引っかかり、2度目のこれは、それでは気持ちが済まなかったというような内容の記事をどこかで見た覚えがあります。 負けてる相手に「終わりですね」という同意を求めるのはどうだったのかという記事もありました。 とりあえず、この碁がきっかけで、ダメ詰めも一手一手交互にしっかり打つようになったという事は言えると思います。 ちなみに、この碁は普通に終局していれば、黒の3目半勝ちでした。 補足 確かにその通りです。白298手目がアタリになっている事をウッカリしていたのかもしれません。終局に王棋聖が同意していれば「おっとすいません」みたいな感じで済んだ可能性もありますが、同意していなければ対局継続中という事になるので、このようになってしまったのではないでしょうか?

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