囲碁でも将棋でも、2代続いて大成した棋士っていますか?
囲碁で藤澤一就八段とその父と娘三代
囲碁の方ですが
一世本因坊から五世本因坊がいますね
一世 本因坊算砂
織田信長から囲碁の「名人」と称されこれが「名人」の語源となる
将棋も強く碁将棋所をつとめる
二世 本因坊算悦
七段上手
名人の地位を賭け安井算知と争碁を打ち三勝三敗となったとき死亡
三世 本因坊道悦
八段準名人
安井算知の名人就任に異議を唱え
自分が負ければ島流しという条件で六十番碁を打つことになるが
12勝4敗4引分けと好成績を収め
二十番にして安井算知に名人碁所を返上させる
しかし公儀が決定した安井算知の名人就任に異議を唱えたとして
弟子の道策に家督を譲る
四世 本因坊道策
九段名人(棋聖・前聖)
史上最強の棋士とも言われる
他の棋士を定先以下に打ち込んでおり最早敵はいなかったと考えられる
その圧倒的な強さにより名人就任に誰も異議を唱えることはなかった
五世 - 本因坊道知
九段名人
御城碁では黒番では数目勝 白番では二、三目負
になるように碁を作っていて
(意図的に数目の負けを作るのには相当な実力差が必要)
碁所推挙をしようとしない他家に対して
「それならば御城碁を本気で打つぞ」
という脅しをかけられるほど実力は抜きん出ていた
また将棋も強く六段程の実力があった
大成ということであれば、タイトルを獲得したようなレベルということですかね。
囲碁では他の方の言うとおり
羽根泰正(王座位を獲得)→直樹(本因坊位など獲得、現在四天王と言われるうちのひとり)
小林光一(棋聖位8連覇等)→泉美(女流本因坊位等女流タイトル多数)
このふた組ということになるでしょう。
他の超一流棋士にも息子さん娘さんが棋士という人はいますが、今のところタイトル等には縁がないようです。
囲碁では、
まず、本因坊秀和~本因坊秀栄
秀和は時代のせいで名人にはなれなかったけれど、実質的には2代続いて大名人です。
2代続けてタイトルを取った棋士というと、羽根泰正~直樹。
女流としての大成まで拡げるなら、
木谷實-禮子---
小林光一--小林泉美
本題とは関係ないですが
一応、「二代続いて」といえば、血縁関係があるべきでは?と思いますが。
歴代本因坊で親子関係があるのは
11世元丈と13世丈策
14世秀和と、15世秀悦、16・20世秀元、17・19世秀栄
(あとは道知は道策の隠し子だったという俗説あり)
です
「大成」の定義が問題ですけど・・・
将棋なら木村義雄十四世名人と義徳九段でしょうか。義徳九段を「大成」というかは微妙ですが、A級棋士ですから・・・
あとは板谷四郎九段と進九段親子ですかね。
囲碁の方は詳しくありませんが、羽根泰正九段と直樹九段はどうでしょう。
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