<囲碁> 「手損」って、なんでしょうか? 「損」というからには目数に換算することができますか?
「手損」というのは、打った手がパスしたのと同じくらい無駄な手という意味です。
目数に換算することもできます。
盤上に出入り6目のヨセがあるとして、その手を打たずに無駄な手を打ってしまい、相手にそこに打たれたら、「6目の損」と言えます。
序盤で手損をして、相手に大場に先着されような場合、何目かは厳密には判定できませんが、かなり痛手を負うでしょう。
ただし、「手損」というのはもともと将棋、チェスの用語です。
将棋で、金が横に1手で動くところを、「斜め上」→「下」と2手かけて動くと、1手損(=1手分パス同等)です。これは誰が見ても明らかです。
囲碁の場合、完全にゼロ目の手というのはほとんどありえませんので、「手損」という表現はあまりピッタリせず、「後手を踏む」とか「相手に先着される」とかの表現が「手損」に相当すると思います。
「手損」は将棋用語だと思います。
囲碁でも、役に立たない石を打った場合に使われることがあるかも知れません。
相手の地に打ち込んで、手抜きされても活きられなかった場合、「一手と1目の損」
という言い方はします。
囲碁には、これに似た「手割り」という言葉があります。これは一段落した形を、それに
似た定石形等と比べ、「定石より、一手余分に打った、地が多い、厚い、コウダテが多
い、」等の基準で、白黒ドッチが有利か?を判定する方法です。
目数に換算しやすい場合としにくい場合がありそうですが、
基本的には序盤であればあるほど目数が大きくなると考えられますね。
実際に1手損とか半手損という言葉を棋士が使うときは、
中盤戦で働きの悪い手を打ってしまって、
競り合いで相手の方が有利になってしまうような場合に
使うことが多いようです。
囲碁は単なる陣取り合戦というよりは石の効率を競うゲームですので、
省略できる手はできるだけ省略して、相手との競り合いで優位に立つことが重要です。
特にお互いに弱い石がある場合には、
できるだけ先に相手の出口をとめることと、
できるだけ相手よりも先に石を中央に延ばすことが重要です。
そのような場合に相手が応じてくれないような手を打ってしまったり、
守らなくてもいい傷を守ったりすれば、それは手損ということになるでしょう。
○「手損」って、なんでしょうか?
●無駄な手とか働きの悪い手を打った場合に使います。
○「損」というからには目数に換算することができますか?
●手損はその時の形によって千差万別とも言えるので、
個々具体の例がないと目数に換算することは出来ません。
手損が原因で負けることもあります。
http://uguisu.skr.jp/othello/4-1.html
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